top of page

EY、不正調査と内部統制を統合強化

9月18日
読了時間: 2分

更新日:10月12日

📌 ニュース概要

■ EY、不正調査と内部統制を統合強化

EY新日本監査法人は10月1日、企業の内部統制支援事業部と会計不正調査事業部を統合し「F&C事業部」を新設する。上場企業の会計不正発覚が相次ぐ中、不正の抑止・早期発見に向けた内部統制構築の提案力を強化する狙いで、会計士など約180人が所属する体制となる。

🔍 リスク管理の観点から:なぜ今、不正調査と内部統制が統合されるのか

EYの組織再編は、現在の企業不正トレンドへの直接的な対応です。「不正調査(事後対応)」と「内部統制(予防)」を統合した背景には、重要な示唆があります。

従来の不正対策は「不正が起きたら調査する」という事後対応型でしたが、昨今の会計不正はより巧妙化・組織的になっており、「起きる前に防ぐ」予防型への転換が求められています。

  • 不正のトライアングル理論:機会(チャンス)・動機(プレッシャー)・正当化の3要素が揃うと不正が起きやすい

  • デジタルフォレンジックの重要性:メール・システムログの解析が現代の不正調査では必須

  • 内部通報制度の実効性:形式的な通報窓口より、実際に通報者が保護される文化が重要

中小・合同会社では「不正は大企業の問題」と思いがちですが、規模が小さいほど「担当者一人で完結する業務」が多く、不正が起きやすい環境でもあります。

💴 財務の観点から:内部統制コストとROI

内部統制の構築はコストがかかります。大企業向けのフルスペックな体制は中小企業には不要ですが、最低限の財務的コントロールは導入すべきです。

合同会社・中小企業向けの低コスト内部統制の実践策:

  • 出納と記帳の分離:現金を扱う人と帳簿をつける人を別にする(一人でも、週次の照合で代替可)

  • 定期的な銀行残高照合:毎月末に通帳残高と帳簿残高を突合し、差異がないか確認する

  • 請求書・領収書の原本保管:デジタル保存(電子帳簿保存法対応)で改ざんリスクを低減する

  • 第三者レビューの活用:年1回、外部の税理士・コンサルタントに帳簿・契約書をレビューしてもらう

内部統制は「不正を防ぐ」だけでなく「ミスを早期発見する」効果もあります。初期投資以上のリターンが見込める、コストパフォーマンスの高い経営投資です。

元記事: https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1795H0X10C26A9000000/

───────── 【PR】生成AIを活用した業務改善、経営コンサルがご相談承ります https://www.aoshimaconsulting.com/

 
 
 

最新記事

すべて表示
住友商事、増益増配で株主還元強化

■ 住友商事、増益増配で株主還元強化 住友商事は2027年3月期の連結純利益見通しを前期比12%増の6700億円に上方修正した。アルミなど資源事業の好調に加え、中東情勢の悪影響が想定より小さいと見込む。配当も年44円に増額し、7月の株式4分割を考慮すると実質増配となる。 【合同会社経営者へのアドバイス】好材料に頼らず、資源価格変動や地政学リスクを織り込んだ複数シナリオでの資金計画を常に準備しておく

 
 
 
値上げと品質改善で増益、ヤマザキの戦略

■ 値上げと品質改善で増益、ヤマザキの戦略 山崎製パンの2026年1〜9月期連結決算は、純利益が前年同期比7%増の318億円となった。主力の菓子パンや低価格帯の食パンの販売が好調で、原材料価格の高騰にもかかわらず値上げと品質改善により増益を確保した。売上高は4%増の1兆114億円、営業利益は6%増の472億円だった。7月の値上げ後も品質改善により販売数量は堅調に推移している。 【合同会社経営者への

 
 
 
札幌市、中小6社に5年間の成長支援

■ 札幌市、中小6社に5年間の成長支援 札幌市は26日、5年にわたり成長を支援する市内の中小企業「札幌ネクストリーディング企業」の認定式を開催した。教材販売のダイヤ書房やAI開発の調和技研など6社が選ばれ、秋元克広市長から各代表者へ認定証が手渡された。同制度は2023年度から始まった取り組みで、地域の有望企業を行政が後押しする仕組みとして注目されている。 【合同会社経営者へのアドバイス】行政の支援

 
 
 

コメント


bottom of page